興味を持とう、"女性の人権"


Boa noite! こんばんは
先日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで「トップレスで日光浴する権利」を求めてデモが行われたというニュースを見ました。
参考:「トップレスで日光浴する権利を」 半裸の女性らがデモ
これについて、デモに参加したいか・したくないかという選択を迫られたら「したくない」です。単純に、トップレスになりたいという気持ちがないからです^^;
実際にこの権利が認められ、世界中どこのビーチでも女性がトップレスで日光浴できるようになるのは何世代も先ではないかと思います。世の中の認識が変わるには時間がかかるでしょう。
ただ、このデモに興味を持たなければいけないというのは事実だと思います。

"女性の人権"って?

ブラジルは私が思っていた以上に男性優位主義が強い国だそうです。
先日、古いサンバを聴いていたら、女性を軽視するような歌詞をいくつか聴きました。また、ファンキ(バイリの方)ではかなり酷い歌詞を聴くこともあります。(←これにはさすがに腹が立つ!!後日紹介したいと思います。)
「男性優位主義が強い国だそうです」と書いたのは、私は今の生活の中で「男性優位主義だな…」と実感したことがないから。
友人のお父さんが、奥さんのために朝ごはんを用意しているのを見ました。お父さんだけでなく、おじいちゃんもです。
これ、母親が専業主婦の家庭で育った私からすると、少し違和感があったんです。
でも、この違和感というのは、私の頭の中に"家事は女性がするもの"という概念があるからなんですよね。

ブラジル音楽業界と女性

日本にいた頃、"女性音楽家限定"という仕事をいくつかしました。
他の仕事よりもお給料が良かったのですが、「衣装はドレス・もしくはスカートスタイルでお願いします」と頼まれました。
当時は気にならなかったのですが、なぜ"男性音楽家はダメ" "パンツスタイルはダメ"なんでしょう??今となっては謎。
音楽に見た目の色気は必要なんでしょうか?(演奏の色気は必要と思いますが)
一方で、ブラジルの音楽学校の女友達は「女性が音楽業界で生きていくのは厳しいよね!」なんて言ったりしています。
なぜ厳しいのかドラマーの女友達に聞いてみると、「音楽業界は男の職場のイメージが強い。女は弱い。力がないと言われる。特にドラマーはね。」と言いました。
そういえば、日本の音楽大学にて学生の大半は女性でしたが、私が通うMPB/Jazz学科に女性は数えるほどしかいません。(唯一、歌専攻のみ女性の方が多い)
※上記写真は学校のビッグバンド。女性は私だけ。

確かに、サンパウロでも女性の器楽奏者は多くない。
特にフリーの音楽家はある意味で"夜の仕事"でもあるし、私にはサンパウロで演奏するのはリスクが高い(高価な楽器を持って出歩かなければならない)ので場所や時間、送迎など条件を選んでしまう。。もちろん、そんな中でも活躍されている人は沢山いますよ!

"自分が感じていなくても、誰かのために考える必要がある"

昨年、音楽学校の女友達を中心に"女性の人権について考えよう!"というグループがfacebookに作られました。
一人の女の子が、「女性の人権に対する興味深い文献を手に入れたから、みんなの前で読みたい。」と呼びかけたのがきっかけです。
グループにいたのは15人程度でしたが、全員が賛成したことに驚き。
みんな、興味があるんです。(結局、私はリハーサルがあって行けず、内容は知らないままなのですが)
そのグループの他にも、"女性の人権"について考えたり、実際に辛い思いをしている人を手助けするグループや団体に所属しているブラジル人女性を何人か知っています。
同性愛者(レズビアン)の友達とも、何度か意見交換しました。
そんな影響から、最近は少しずつ興味を持つようになりました。

意見へ賛成・反対、デモへの参加・不参加ではなく、まずは興味をもつこと。
冒頭に書いた「トップレスになりたい」という女性の意見に賛成はしていないのですが、そこから連想される"女性の人権"については、女性でなく男性にも考えて欲しいし、向き合っていきたいテーマです。

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