【実録レポート】世界遺産”イグアスの滝”を思い切り楽しむ!

充実した学校生活が終わり、夏休み。
その夏休みを利用して世界遺産である”イグアスの滝”に行ってきました。
今回はブラジル側の観光を思いっきり楽しむ方法を旅の面白エピソードを交えて書き留めたいと思います!


その前に・・・【世界三大瀑布】、全てご存知ですか?
・ナイアガラの滝(アメリカ・カナダ)
・ヴィクトリアの滝(ジンバブエ共和国・ザンビア共和国)
・イグアスの滝(ブラジル・アルゼンチン)
なぜか”ナイアガラの滝”をご存知の人は多いみたいなのですが、”イグアスの滝”って?という貴方のために、まずは紹介から^^

イグアスの滝って?

場所:ブラジルとアルゼンチンの国境
ブラジル側:パラナ州フォス・ド・イグアス市
アルゼンチン側:プエルト・イグアス市
大きさ:幅2700m、最大落差82m (ナイアガラは幅最大670m 、最大落差54m)
滝の数:275本
世界遺産登録:1986年

行き方
・空路
サンパウロ or リオ・デ・ジャネイロなど→フォス・ド・イグアス国際空港
※空港はイグアス国立公園と市内(セントロ)の間にあります。国立公園までバスで10分程度、市内まで30分程度
・長距離バス
各地から運行(ちなみにリオからは22時間、サンパウロから15時間)
※長距離バスターミナルから市内へは15分程度、市内から国立公園まではバスで40分程度。

シーズン
10~2月は水量が多く、4~6月は少ない。
水量が多いほうが迫力満点だが、遊歩道に接近できない時もあるとか。
(これは”地球の歩き方”の情報です)



ここからは体験記。(旅に役立つ情報もあるかも??)

私はクリチバから長距離バスを利用。所要時間は約9時間。
バスの種類Leito とSemi Leitoがあり、Leitoは3列シートで毛布と枕付き。
夜行バスで現地入りし、そのまま観光!というスケジュールだったので、行きはR$100高いけどLeitoにしました。
2階建てバスの1階がLeitoでした。ブラジルのバス社内は冷凍庫か!というぐらい寒い。予め防備していましたが、予想以上に寒かった!!毛布なかったら冷凍されてただろう。。しかも、Leitoは180℃近く倒れるはずなのに、普通の席並みだし、横幅は広くても間隔がいまいち。コンパクトな日本人にはSemi Leitoで充分でした。。(帰りはもちろんSemi で節約)

朝6:00過ぎにフォス・ド・イグアスの長距離ターミナルに到着!
バスから降りるとなんだか懐かしい感覚。。
そう、ここは川、滝、ダムの関係で湿気が多いので、日本の夏に似ているのです。
市内にホテルを予約していて、12時チェックインでしたが、ホテルに荷物を置かせてもらせるか確認した所、OKだったのでタクシーにてホテルへ。
タクシーの運転手さん、なぜか”死ななきゃいけないなら、どんな死に方をしたいか”という、非常に微妙な話題をふってくる。。笑

ホテルに到着。フロントには誰もいない。
食堂へ行くと「まだ朝食のケーキが一つも焼き終えない」と焦るオバサン達の姿。尋ねてみると、どうやらフロントは7時に開くとの事。
7時まであと10分。仕方がないのでソファでしばし待つ。
7時10分、明らかに寝坊しただろうという姿でフロントのオバサン登場。
オバサンに荷物のことを話すと、「いいわよ~。そこのロッカーに入れて。」と、指差した先はフロントの入り口手前にあるキャビネット。鍵なし。
さすがに信用できない。。
いろいろ提案するも、部屋に荷物を置きたいなら、部屋を1日分借りてくれと言ってくる。全く親切じゃないオバサン。以前ネットで”公園入り口で預けることができる”と書いているブログを見たので、それを信じて荷物はイグアスの滝入り口に預けることにしよう。
「安宿はこういう時に融通が利かないよね~。」なんて、バス停にいた女の人に愚痴りながら、イグアスの滝へ向かう。

バスに揺られること約40分、イグアス国立公園に到着!
早速ビキニに着替え、その上にワンピースを着る。荷物を預けようとすると、なんとロッカーR$40!高い!!
読んだブログにはR$3~4と書いてあったけど、最近の値上がり事情から考えると、ありえないことではない。荷物はそれぞれのリュックと旅行かばん1つだったので、ヘリコプターツアーの客引きをしていたおじさんに聞いてみた。
「この旅行かばん持って滝めぐりできるかな?」
「あんた、まだ若いからイケるでしょ!余裕余裕!!」
との回答。
でも私は余計なことを考えずに満喫したかったので、ホテル1泊払うより安いと思い、ロッカーへ預けることに。(この判断、のちに大正解となる。)

入り口でチケット購入。
私、日本国籍の大人。(外国人) R$56.30
ちなみにブラジル国籍の大人は R$33.30 です。学割なし。

専用のバスに乗って、滝のふもと近くまで向かいます。コースはふもとから滝が落ちるイグアス川へ登っていく感じです。(一部一方通行)
虹がキレイ~!このゴムボートに注目。

私はお出かけ用のサンダルで行きましたが、道はきれいに舗装されているので問題ありません。ブラジル側はゆっくり歩いて3時間、バス終点からエレベーターを使えばハイライト部分のみを少し歩くだけで観ることができます。その他、オプションでボートツアーもあります。詳しくはこちら→ イグアスの滝壺に突っ込んでみた!

歩いていたら噂のハナグマ登場!!
食べ物ちょーだーい!!
かわいい~なんて見ていたら、愛想よく近寄って来ます。
が、餌をあげるのは絶対にダメ。噛み付き事件が多発しているそうです。それに、もう人に慣れてしまっているようなので、彼らのためにも、そっとしてあげるのが一番!

クライマックスである”悪魔の喉笛”までにも沢山の絶景スポットがあります。
悪魔の喉笛に近づくに連れて水しぶきが多くなってくるのでカメラなど荷物は気をつけなければ。。 ちなみに公園の入り口で携帯電話用の防水ケースを非公式で売っていました。R$20と言われて、「高い!」と言ったらR$15に値下げされたけど、結局買わず。あとで買えば良かったかな~なんて思ったり。公園内は専門のカメラスタッフがいて写真を販売しているので、公式のお店に防水ケースは置いてなかったような気がします。

橋、見えますか?ここを歩くのです!!
悪魔の喉笛まであと少し!!橋を渡ります。ここでワンピースを脱ぎ水着になる。水着の人は多くはないけどいます。リュックの中身をビニール袋に全部入れて準備完了!!
橋の手前で合羽を購入することができますが、絶対に合羽を着ないほうがいい!!!!
合羽を着ていても濡れます!笑 
と言うよりも、この水しぶきと空気を肌で感じた方が絶対に楽しいのです。
川の水が自分へ向かって溢れ落ちてくる感覚、五感で楽しむに限ります。ここは躊躇せずに水着が一番。絶対にオススメ!!できればビーチサンダルに履き替えた方がいいです。
一番奥にあるウニオンの滝を覗き込むと虹が見れます。その手前のフロリアーノの滝が最も水しぶきを浴びるスポット。40℃近い暑さも水しぶきで和らぎます。そして心が洗われる不思議な感覚。。気づけば30分以上ここにいました。
荷物をロッカーに預けて大正解。「荷物が濡れると困る~」なんて考えずに済みました。
すれ違った人は水着の私を指差して「彼女のように水着が正解だ!」と言っていました。笑
こんな感じで完全に滝のシャワーを浴びます
クライマックスを満喫したら、エレベーターで上に上り、先ほどのフロリアーノ滝を見下ろすことが出来ます。
水も凄いけど、音もすごい迫力!!
その先にはレストランやお土産屋さんなどがあります。
ふもとまではバスに乗って降ります。所要時間は多めに3時間は見ておいたほうがいいですが、私達は4時間半かけて滝を満喫しました。

ちなみにこのイグアスの滝は1億2000年前から存在していたと言われています。先住民グアラニー族が聖地として崇めていた土地。今も国立公園では自然を壊さぬように最大限の努力をしてイグアスを守っています。広い公園のうち、公開されているのは0.3%だそうです。
自然の偉大さに魅力を感じると共に、あまりのスケールの大きさに少し恐怖を感じるのは私だけ??

まとめ
・公園内はクレジットカードが使えます
・荷物預かりロッカーはビジネスセンターにあります 1日/R$40 (2016年調査)
・所要時間徒歩約3時間(ボートツアーはプラス約2時間)
・絶景スポットに写真撮影サービスあり(写真、データ販売)
・水着がベスト!!(もしくは着替え、合羽)
・荷物の防水対策は入念に!
・防水カメラや防水ケース使用をおすすめします

オススメは午前中から観光し、終わり次第、隣にあるParque das Aves(バードパーク)の見学。こちらも広いので所要時間2時間はみていた方がいいです。
ボートツアーについて詳しくはこちら→ イグアスの滝壺に突っ込んでみた!

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